★米国企業別特許取得ランキング★
河野英仁 2003.11.5
★2002年度の米国における特許取得件数のランキングは以下のとおりです。 参考のため5年前のランキングも掲載します。 |
2002年度 | 1997年度 | |||||
順位 | 企業名 | 件数 | 順位 | 企業名 | 件数 | |
1 | IBM | 3,333件 | 1 | IBM | 1,724件 | |
2 | キャノン | 1,895件 | 2 | キャノン | 1,381件 | |
3 | NEC | 1,833件 | 3 | NEC | 1,095件 | |
4 | マイクロン | 1,833件 | 4 | モトローラ | 1,058件 | |
5 | 日立 | 1,616件 | 5 | 米国政府 | 935件 | |
6 | 松下 | 1,566件 | 6 | 富士通 | 903件 | |
7 | ソニー | 1,456件 | 7 | 日立 | 903件 | |
8 | GE | 1,417件 | 8 | 三菱電機 | 892件 | |
9 | 三菱電機 | 1,408件 | 9 | 東芝 | 862件 | |
10 | 三星 | 1,329件 | 10 | ソニー | 859件 |
米国での特許取得に関しては、米国企業だけではなく世界各国の企業が競っています。特に上位は米国企業及び日本企業によって占められています。近年では韓国の三星が躍進しています。10年前のトップは米国政府で1,165件、5年前がIBMの1,724件、そして2002年度は3,333件であり、10年前と比較すると約3倍に急増しています。 このように米国への出願が多いのはなぜでしょうか?マーケットが大きいというのも一つの理由ですが、やはり特許に対する保護が他の国と比較して厚いからでしょう。例えば出願から登録になるまでの期間も早く、また損害賠償請求が認められた場合は、賠償額が3倍まで認められます。その他特許専門の裁判所があるなど特許に対する保護は世界で最も優れているといえるでしょう。 米国に出願する場合は、通常パリ条約による優先権を主張する、または国際特許出願(PCT出願)をすることになります。日本の特許出願とは手続きを異にしますので詳細は弊所までお問い合わせください。 |
以 上 |